グッチ特集

GUCCIを代表するコレクション「GGキャンバス」。互い違いのGを組み合わせたモノグラムで、50年以上に渡り人気を誇っています。最大の特徴は素材がキャンバス地であること。軽やかで柔らかな手触りとジャガード織の繊細な美しさが魅力です。

2016-2017年の春夏コレクションで発表された「GGマーモント」。グッチのクリエイティブディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレが手掛け、発表後すぐに人気のラインとなりました。 Gを組み合わせたデザインが人気のGUCCIの中でもダブルGのエンブレムが際立つこちらのコレクションは、多くの人々の憧れのアイコンとなっています。

1940年代半ばから1950年に登場したと言われている「シェリーライン」はその後「ウェブ」と名前を変更された現在もGUCCIのトレードマークとして多くの人に支持されています。シェリーラインの起源は馬の鞍に使用する腹帯とも言われ、緑x赤や青x赤を用いたイタリアカラーのリボンは高級感の中にもどこかカジュアルさを演出してくれます。

「GGスプリーム」はGGキャンバスにポリウレタン加工を施したものを指します。キャンバス地の見た目はそのままに、加工により耐久性や汚れに強くなりました。以前は「GGプラス」とも呼ばれ、PVC(ポリ塩化ビニール)加工でしたが、ダイオキシン発生などの問題を考慮し現在はより環境にやさしいポリウレタン加工に変更されています。

「GGブルームス」は、「GGスプリームキャンバス(ポリウレタン加工を施したGGキャンバス)」にフラワープリントを施した華やかなコレクションです。 2015年にアレッサンドロ・ミケーレがGUCCIのクリエイティブディレクターに就任してから手掛けた最初のコレクションとしても知られています。

「グッチシマ」は2005年、デザイナーのフリーダ・ジャンニ―ニが就任してすぐに発表されました。正式名称は「ラ・ベッレ・グッチシマ」。『シマ』とはイタリア語で「最高」や「最上」といった言葉を指し、厳選されたカーフレザーにGGマークをエンボス加工した「最高のグッチ」コレクションです。 2015年以降は名称を「GGシグネチャー」に変更しています。

「オフィディア」は2018年のクルーズコレクションで発表された比較的新しいコレクションです。 GUCCIのアイコンとも言えるGGパターンとウェブラインを現代的に融合し、伝統的なダブルGがレザーのディテールやジッパープルに使用されているのも特徴的。発売と同時に瞬く間に人気に火が付きました。

GUCCIのコレクションの中でも根強い人気を誇る「バンブー」1947年に誕生し、70年以上の歴史を誇るコレクションです。第二次世界大戦後のヨーロッパでの物資不足の中、日本の竹に着目しバッグのハンドルに使用しました。 するとそのオリエンタルなデザインが多くのセレブに愛されることとなり、現在の人気に続いています。

1950年代に登場した「ジャッキー」。このバッグをこよなく愛していた元アメリカ大統領ケネディ夫人の愛称「ジャクリーヌ」にちなんで、その名が付けられました。 誕生から70年経過した今も、アップデートを繰り返し何度も復刻する人気のラインとなっています。

「ホースビット」は1950年代に登場し、2020年のクルーズコレクションでアレッサンドロ・ミケーレがこのホース・ビットを復活させたことで再び人気に火が付きました。 特徴的な金具のデザインは、乗馬の際に馬に嚙ませる轡(くつわ)からインスピレーションを受け生まれたもの言われています。

2013年に発表された「ソーホー」。デザインの中央には、インターロッキングと呼ばれるGの文字が反転して重なったマークがエンボス加工で施され、スタイリッシュでシーンを選ばず使用出来ることから幅広い世代に人気のラインです。ファスナーやハンドルに揺れるフリンジタッセルもチャームポイントになっています。

2015年の秋冬コレクションで登場した「ディオニュソス」。中央に配されたタイガーヘッドのクロージャ―はギリシャ神話の神ディオニュソスからインスピレーションを受けています。一度見たら忘れられない印象的なフォルムは、発表以来多くの支持を受けています。