ダイヤモンド鑑定書

鑑定書付き
ダイヤモンド

Diamond Jewelry
ダイヤモンドは最も身近な宝石と言えます。
本ページでは、購入前に確認しておきたい「鑑定書の見方からジュエリー選びのポイント、購入後のアフターサービス」についてご案内いたします。
鑑定書とは?
ダイヤモンドのみに発行される「品質の鑑定・評価結果」を記載したもので
ラウンドブリリアントカットの場合は4C評価とプロポーションが、それ以外のカットの場合はカットを除く3項目の評価が記載されます。
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1

【1】カット・形状ラウンドブリリアント、バケットなどの名称

2

【2】寸法最長外周「ガードル」部分の直径2ヶ所(最小値と最大値)と全体の深さ

3

【3】重量・カラットダイヤモンドの重量(カラット/ct)。

4

【4】カラー(色)黄色味の濃度(D~Zの評価)、カラーダイヤに関しては色調を記載。

5

【5】クラリティインクルージョン(内包物)や表面のブレミッシュ(キズ等)の状態を総合した透明度。

6

【6】カットダイヤモンドのラウンドブリリアントカット専用の項目。(カラーD~Z内のみ)

7

【7】仕上げ(研磨/対称性)研磨された面の仕上げやカット・研磨された後の全体のバランス。

8

【8】蛍光性X線や紫外線等の光源下で発する蛍光の色合い・強さ。

9

【9】レポート番号各鑑定機関の管理番号。

10

【10】プロポーションそれぞれの面(カット)の角度や比率。

11

【11】その他LDHや含浸等その他の情報。

12

【12】プロットクラリティ特徴についてダイヤモンドの表面or内部等を区別して記載。
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1カット・形状Shape & Cut

ラウンドブリリアント、ペアシェープ、マーキス、バケットなどの名称。 代表的なカットを見る

代表的なカットを見る

2寸法Measurements

1つのダイヤモンドで、最も外周が長い部分となる「ガードル」の直径2ヶ所(最小値と最大値)と全体の深さ。

3重量・カラットCarat

ダイヤモンドの重量(カラット/ct)。リングやネックレス等の製品でダイヤモンドのみの状態での重量測定ができなかった場合「MARKED」「刻印」と記載され、 本体地金にダイヤモンド重量と思われる刻印がある場合にはそちらも併記される。
カラットについて詳細はこちら

4カラー(色)Color

帯びている黄色味の濃度についてはD~Zの評価、D~Zの範囲外のカラーダイヤについては色調を記載。基本的には無色透明なほど評価が高いとされるが、一部のカラーダイヤは更に高い評価がされることも。
カラーについて詳細はこちら

5クラリティClarity

内部欠陥と呼ばれるインクルージョン(内包物)や外部欠陥のブレミッシュ(傷などの欠点)の状態を総合した透明度。FL(10倍に拡大しても発見できない)が最も高い評価。
クラリティについて詳細はこちら

6カットCut

輝きに大きく影響するカットについて⑦仕上げ(研磨/対称性)も含めた評価で、「ラウンドブリリアントカット」かつカラーが「D~Z」内のダイヤにのみ存在する項目。Excellentが最も高い評価。
カットについて詳細はこちら

7仕上げ(研磨/対称性)Finish

([6]に関連する項目で研磨された面の仕上げについて、またカット・研磨された後の全体のバランス。Excellentが最も高い評価。

8蛍光性Fluorescence

X線や紫外線等の目に見えない特殊な光源下で発する蛍光の色合いや強さ。

9レポート番号No.9999999

各鑑定機関の管理番号。この番号の控えがある場合は該当鑑定書を無くした場合で保証期間内であれば再発行ができる事がある。

10プロポーションProportions

ラウンドブリリアントカットのみにある項目で、それぞれの面(カット)の角度や比率。

11その他Comment

ダイヤの場合はLDHや含浸等、[1]~[10]以外の特徴やその他の情報がある場合に記載。

12プロットPlot

[5]に関連する項目で、クラリティ特徴についてダイヤモンドの表面か内部か等をインクの色で区別して記載。「図式省略」として記載がない場合がある。

※各項目の表記方法や記載される順番、位置は鑑定機関によって異なる部分があります。

ダイヤモンドを含め宝石の鑑定・鑑別は最新の専門機器と高い専門知識、多くの経験があって可能になります。
日本では下記の3社が信頼性の最も高い鑑定機関とされています。
  • CGL(中央宝石研究所)
  • GIA(米国宝石学会)
  • AGT(AGTジェム・ラボラトリー)

鑑定書以外にも「鑑別書」「ソーティング」が付属している場合もあります。
鑑定書との違いはこちら。

鑑別書

ダイヤモンドを含むその他の宝石にも発行され、宝石の種類や天然・合成・人工等の起源を記載(鑑別)。品質評価(鑑定)ではないため鑑別書付属のダイヤモンドには各グレード評価は記載されない。

ソーティング

鑑定機関の発行する鑑定書・鑑別書の内容を要約したもの。内容は冊子でなく小袋に記載されるが、鑑定・鑑別はしっかりと行われている。
鑑定書付き
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1.鑑定書で分かるのは
「ダイヤモンドの品質」のみ

ダイヤモンドに限らずですが、宝石を身に着けるためにはリングやネックレスといったジュエリーとなります。鑑定書では「鑑定を行ったダイヤモンド」の品質を知ることが可能ですが、それは「ダイヤモンドジュエリー」としての品質評価ではありません。ジュエリーを購入する際に「輝き・華やかさ」を求める場合と「日常使い・重ね付け用」としてでは、候補にあがるジュエリーのダイヤモンドそのものの重量・品質やデザイン等が違ってきます。さらに好みや年代によっても変わるので、ジュエリーとしての良し悪しを評価することはできません。

2.実物確認

ダイヤモンドのグレードを評価する項目はいくつかありますが、あくまでも1つのダイヤモンドに対するものですので全て影響しあっています。その為鑑定書の中で「この項目がこの評価だから良い」というような1つの項目だけでの判断はできません。 さらに土台となる地金の色味や宝石のセッティングもジュエリーとしての印象を決める大きな要素で、購入するかどうかを左右する場合もあります。この印象の影響は非常に大きいですが感覚的な要素である為、実物を見る・着用することで初めて得られる情報となります。 その為、購入前の実物確認が難しい場合はもちろんご自身で実物を確認される場合でも、販売店のスタッフへお問合せ・ご相談されることをおすすめ致します。お問合せ・ご相談のひと手間をかけることで、専門的な話を聞くことができますし、思わぬ選択肢が増えることもあり、ジュエリー選び自体も楽しんで頂けるかと思います。

3.購入店のアフターサービス

ジュエリーは身に着けているうちに自然と皮脂等の汚れが付いてしまいます。 また、使用頻度が高いと地金部分に小傷がついたり、宝石のセッティング方法によっては稀に留めが緩んでくることもあります。 それらは輝きの低下や宝石の紛失・破損に繋がります。 クリーニングや、石取れ・緩みがないか等定期的に点検して頂くとよりよい状態で長くご愛用頂けますので、 購入後のアフターサービスがあるお店を選ぶこともジュエリー選びにおいて大切なポイントとなります。
日常のお手入れに関してはこちら
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